正式名称は、日蓮聖人御会式といいます。元来、11月12日に日蓮聖人の御逮夜法要、同13日に正当法要を営んでおりました。現在では、第二土曜・日曜で開催いたしております。 この太田新田の開墾当初、過酷な環境の中多くの人々が待ち望んでいたのが寺院の建立でした。そんな中、開基檀越太田宗助氏によって千葉県にあった長照寺はこの地に再興されました。
長照寺では、日蓮聖人の御会式を千葉県でも当然のごとく厳修いたしておりました。いつしか御会式は日蓮聖人のご命日講(ごめいにちこう)と呼ばれ、時代とともに「おめいこう」・「おめこ」となったのです。 言葉の変化とともに、多くの参詣者で賑わう境内には、多くの出店や映画館が軒を並べ、歩くこともままならないほどにまで発展しました。地域の情報交換の場として、また唯一の娯楽の場として、太田新田の開拓に活力と希望を与え、現在に至る橋渡しを担っていたのです。 最盛期には、現在の柳川・横瀬・長峰~矢田部だけではなく、千葉県へのおめこ専用の蒸気船も運航されたり、学校が半休したりと、その賑わいは茨城県下でも群を抜いていました。映画館も2棟が立てられ、前に進むのも至難であったと当時を振り返る方々も多いです。 長照寺は御会式、賑わいは地域の方々が取り仕切りそれは見事なものであったというのです。
しかし、時代が進むにつれ、祭りも様相を変えました。豊かな時代に入ると、祭りの乱立や風習の衰退により、祭りが特別なものではなくなり、さらに地域離れが進み、おめこ祭りもその影響をうけ急速に衰えていきました。 時代を経るにつれ、おめこ祭りは子供のころの懐かし思い出を持っておられる数名の方によりどうにか守られておりました。しかし、住職の不在や地域の祭りへの意識の低下などにより、漬物屋さん(江橋さん)一軒だけの暗い境内となってしまいました。
2003年地元の方々の暖かな支援により、広島から赴任致し、2005年地元の方々から「昔のように盛大に祭りをして欲しい」との言葉に応え、「御会式」と銘打って復興を目指すも失敗。翌、「おめこ祭りの思い出を今ここに」と、立ち上がっていただいた地元の有志により「おめこ祭り」として復活。 地元の特産品の生産効率と販売促進を目指し、無料にてメロン早食い大会やピーマンつかみ取り大会を実施。地元由来の問題によるクイズ巡りや、地元の食品を使った手作りの料理、雅楽の演奏、現役の僧侶による行脚などいろいろ企画しております。 ボランティアの募集もしてます。またメロンやピーマンなどのへの参加者も募集しております。随時、お知らせを見て下さい。引用:恵日山 長照寺
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Author:tosybiy
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