【大阪で銭湯に防犯川柳「振り込め詐欺などの特殊詐欺防止にしたい」】 （もっと早く知りたかった！性犯罪と詐欺と本当に出会える出会い系サイト） "

「払いすぎた医療費が返ってくる」などと持ちかけられ、預金をだまし取られる詐欺事件被害が後を絶たないため、大阪府警城東署が、大阪市城東区内の銭湯に被害防止を呼びかける防犯川柳の掲示を始めた。高齢者が多く利用する銭湯で、話題になることを狙った試みで、担当者は「『自分は関係ない』という無関心が一番危ない」と警戒を呼びかけている。

　「還付金　ＡＴＭとは　無縁です」。大阪市城東区の銭湯「ユートピア白玉温泉」では、こうした川柳を脱衣所にあるマッサージいすのそばの壁に掲示。多発するＡＴＭ（現金自動預払機）を利用した詐欺事件に注意を促している。

　川柳の作者は、城東交通安全協会員の会社役員、後藤憲之さん（７２）。「『無縁』は『無円』と掛けています」と笑う。

　川柳が得意で、昨年秋、署の交通課員に頼まれて高齢者安全川柳を作ったところ「分かりやすい」と好評で、区内の２１の銭湯に掲示された。

　防犯川柳の掲示を始めた背景には、署管内で還付金詐欺や架空請求など特殊詐欺の多発がある。

　署によると、昨年は１２件の被害が確認され、被害額は計約１億４０００万円。今年も、すでに１１件（被害額約２１００万円）が確認されている。

　後藤さんは「苦労してためたお金を犯罪者の手に渡してはいけない」と憤りを込め、「一人身は　ご近所信じて　相談を」「取られるで　返金おろか全財産」「過払い金　そんな言葉にゃ　念にも念」など川柳を３０句ほど作った。

　署の担当者は「『ＡＴＭ』や『過払い金』といったキーワードが少しでも頭の中に残っていれば、『これは詐欺かも』と疑うきっかけになる」と、湯船で話題になることを期待する。

　同署では今後、２カ月ごとに川柳の内容を変えて掲示を続けていく予定だ。

引用：産経ニュース